気持ちの良い朝です。
爽やかな一日が楽しめそうな予感がします。
今日は、草津公園の体験会に初めて参加される方がいらしたので、草津の街歩きをしたいと思います。

広電草津駅を越えて草津八幡宮へ向かいます。
井口から高須、庚午一帯の氏神様です。
正面は鳥居をくぐると長い階段なので、回り道をして西鳥居のある裏側の参道を登ります。
短い坂ですが勾配が急なので、一気に登ると息が切れます。
「ポールがなかったら、もっと大変でしょうね!私でも何とか登れるもの」と年配の参加者の方。
ノルディックウォーキングのポールが一番威力を発揮する時ですね。

西鳥居の真向いのこんもりとした茂みは草津城跡です。
この辺りの高台には山城跡が多く、中でも草津城は目の前が瀬戸内海で、行き交う船が手に取るように見える要衝だったそうです。

本殿の前からは草津の街、海が一望できます。
境内には、新しくタッチパネルの案内板が設置されていて、ご由緒や年中行事などが分かるようになっていました。
神社もハイテクになっていくんですね。

旧西国街道の道を歩きます。
この辺りは古い建物が多く、蔵に描かれている鏝絵やうだつのあるお宅を見ることができます。
ポールを持つことで自然と視線が上がり、建物の高い所、空の色や雲の形、木々の花や紅葉などに目がいくようになります。
これもノルディックウォーキングの魅力の一つですよね。

急に雲行きが怪しくなって、少し雨がパラパラとしてきました。
昔の灯台跡のある第7公園、旧草津港の雁木がある第8公園を通って、急いで戻りました。

久しぶりの草津街歩きでした。
己斐、草津、井口には由緒あるお寺、神話に関わるような逸話のある神社など、調べてみると興味深いことが沢山あります。
来月の体験会はちょうど紅葉の盛りの時期。
紅葉を楽しみながら、歴史に親しみ、ウォーキングで体を動かし、一石三鳥の体験会を目指したいと思います。

担当:矢村 文