久しぶりの寒い朝です。
暖冬に慣れた体には少々こたえます。
参加者は28名。
東千田公園の体験会は「千田わっしょい祭り」の会場ということもあり、とても人気があります。
今日は、プチ・ブラタモリ。街歩きを楽しむコースです。
まずは、2号線を出汐町の方に向かいます。
28名の方が一列で歩くのは、壮観な感じです。
広い歩道でも、建物側を一列で歩くなど、マナーを守るのは大切なことですよね。
今、話題の被服支廠へ。
被爆建物としては勿論、日本最古級の鉄筋コンクリートの建物としても、とても貴重なものだそうです。
窓の鉄の扉は腐食が進み、早急な対策が必要なことが分かります。
周りは住宅地で、補修工事には多額の費用がかかるのも頷けます。
なんとか良い手立てはないものでしょうか?
旧宇品線の線路跡に整備された道路を歩きます。
宇品線は明治27年、17日間の突貫工事で竣工したそうです。
旧下大河駅の跡のポッポ広場で一休み。
参加者の中にも「子供の頃、貨物列車が通るのを見たことがあるよ!」と話してくださる方もいて、ひとしきり昔話に花が咲きました。
千田廟公園へ。
ここには宇品港の築港に尽力された千田貞明氏の銅像があります。
すぐ近くには、桜土手と呼ばれた干拓堤防の名残が見られます。
ここより南側は、明治17年からの宇品港の築港工事以前は遠浅の海だったそうです。
終わる頃にはすっかり体が温まりました。
公園に戻り、念入りにストレッチをして終了しました。
歩いていると、梅や沈丁花の香りが漂ってきます。
今年は、季節の進みが早く、もう、春は始まっています。
さぁ、外に出て歩きましょう?
担当:矢村 文