雲ひとつない青空。
朝は冷え込みましたが、絶好の行楽日和になりそうです。
この週末は、各地で色々なイベントがあり、皆さまお忙しいのでしょうか?。
総勢6名の超アットホームな体験会になりました。
でも、森林公園の職員の上田さんが、今が見ごろの紅葉ポイントを案内して下さることになりました。
期待が高まります。

先ずは全体の景色を見に山城展望台へ。
毛利元就の時代の砦を復元したもので、10分程で登れます。
登り始めて直ぐに暑くなり、上着を脱ぎました。
展望台からの眺めは最高です。
「今日は最近になく空気の透明度が高いので、遠くまで見えますよ。」という上田さんのお話の通り、園内の紅葉は勿論、正面には宮島を望み、海を行き交う船も見えました。
北側には、大田川と可部の町が望めます。
「紅葉が綺麗ねぇー!」「遠くまで見えて気持ちいいね!」皆さん感嘆しきりです。

丸太とロープでつくられた吊り橋、ワンパク橋を渡ってちょっとしたスリルを味わった後、芝生広場の休憩所で休憩。
きれいにお掃除してあり、土のついた靴で入るのが申し訳ないような感じです。
職員さんのご苦労がしのばれます。

坂を登って第2駐車場へ。
ここの見晴し台からも園内の紅葉が一望できます。
日射しを受けたナンキンハゼの紅が何とも言えず見事でした。

メルヘンの森へ。
今日の参加者の皆さん、年に2、3回は森林公園にいらしている方ばかりですが「ここは初めて!」とのこと。
中央にはメタセコイアの大きな木々があり、輝くような黄色でした。
見上げると碧い空とのコントラストが絶妙。
思わず、シャッターを切りたくなります。
上田さんによると「メタセコイアは化石としては知られていましたが、絶滅したと思われていました。
しかし、中国で生存していることが分かって、今のように広まり、よく見かけられる樹になったそうです。」とのことでした。
やはり、専門の方がご一緒だと、色々なお話が聞けて、さらに興味が湧いてきます。

坂を下ってモミジの森の方へ。
同じ紅でも、陽の当たっているところ、そうでないところ、全く表情が違っていて、しばらく見とれてしまいました。
緑、黄、紅のグラデーションも見事です。
自然が創り出す美しさは、計り知れないものだなぁとつくづく思います。

今日は、景色と紅葉、秋を堪能した一日になりました。
有名な紅葉の名所も良いですが、身近な所で、ゆったりと独り占め感を味わいながら楽しむのも素敵ですね。
職員さんならではの紅葉スポットを案内して頂き、普段気が付かない驚きや楽しさを味わうことができました。
上田さんにとても感謝しております。
ありがとうございました。

担当:矢村 文