どんよりとした曇り空、にわか雨が降るかもという予報です。
紅葉シーズンも終盤、名残りの紅葉を楽しみながら歩きます。

先ずは、お城の方へ。二の丸の辺りは工事が進んでいて、すっかり様変わりしています。
お堀では、鯉よりカモが目立つようになってきました。

裁判所の前の通りは、フウの木の紅や銀杏の黄色でとても趣きがあります。
「紅葉の楽しみ方を知ってますか?」「紅葉を味わいながら通って、振り返って見ると違った景色が見えて、更に楽しめますよ」「振り返る時は、立ち止まって見て下さいね」と杉田指導員よりアドバイスとご注意を頂き、早速、振り返って見ると・・・
確かに、陽の当たり具合と背景が変わるので、また違った趣きになりますね。

拘置所の周りの塀には、江戸時代の町の様子を再現した壁画があります。
「砂持加勢」という仮装行列や厳島神社の「管絃祭」など、生き生きとした雰囲気が伝わってきます。
でも、この壁画は撤去の予定だとか。費用の問題があるのでしょうが、一部だけでも何とか遺せないものでしょうか。

拘置所の北側の銀杏並木は、ちょうど見頃で、青空に黄色が映えて鮮やかでした。
足元の落ち葉を踏むと、カサカサと心地よい音がします。

子どもの頃、落ち葉の山をわざわざ選んで歩いていたのを思い出します。
皆さんも、そんな思い出がおありではないでしょうか?

三篠橋を渡って対岸へ。
桜並木の紅葉はピークを過ぎて、冬枯れに近づきつつありますが、枝先には小さな芽をつけています。
木蓮にも、まだ葉が落ちきっていないのに、うぶ毛に被われた芽がついていました。
着実に春に向けての準備は始まっているんですね。

まだまだ、冬には遠いようなお天気続きですが、12月の訪れと共に冬の寒さがやって来るそうです。
でも、「冬来たりなば、春遠からじ」です。
来春を楽しみに、先ずは冬に備えた体を作っていきましょう!

担当:矢村 文