昨日の時雨空とはうってかわって、澄んだ青空です。
その分、朝は冷え込みました。
今日は、「草津の紅葉と街歩き」を楽しむ体験会です。

ノルディック・ウォーク

まず、広電の草津駅を越えて、JRの線路の近くの幸神社に向かいます。
ここには、樹齢400年といわれる大銀杏の木があり、その幹には「いぬびわ」の宿り木があります。
今は、枝打ちされて、それほど大きさは感じられません。
木が弱っているのか、紅葉も少し褪せた色に感じました。

ノルディック・ウォーク

ご神体は猿田彦乃神。庚申信仰やいぬびわについてお話ししていると…
線路を緑色の車両が通って行きます。
「あっ、瑞風!」。思わず手を振ってしまいました。
一生に一度はあんな豪華な列車に乗って、ゆったりと旅をしてみたいものだなぁと思います。

ノルディック・ウォーク

草津八幡宮へ。
正面の階段を避けて、西鳥居に続く参道から登ります。
登り口の田方第1公園には、大きな銀杏の木があり、日射しを受けて、黄金色に輝いていました。
境内からは草津の街が一望できます。
江戸時代以前は、もっと海が近かったので、行き交う船の様子が手に取るように分かったことでしょう。

ノルディック・ウォーク

風情のある小泉家、がんすで有名な坂井屋さん(定休日なのを恨めしく思いつつ…)の前を通って、西部第8公園へ。

ノルディック・ウォーク

ここには、旧草津港の雁木、港の埋め立てを記念して植えられた一本松(現在は枯れて、切株のみ)などがあり、この辺りが海であった事がよく解ります。
公園の一画には、鎌倉時代に建立されたといわれる、海上交通の守り神として崇拝された住吉神社があり、当然のことながら、海と密接に関わって暮らしていた人々の生活が偲ばれます。

ノルディック・ウォーク

公園に戻ると、少年野球の大きな大会の真っ最中。
駐車場も一杯です。
ストレッチをいつもとは違う場所で行いました。
ようやくコロナ禍が落着き始めたのに、オミクロン株がマスコミを賑わしている今、不安が募ってきます。
今まで通りの感染対策を続けて、野球大会や体験会ができる普通の幸せをずっと感じられると良いなぁと思います。

担当:矢村 文