ようやく11月らしくなってきました。
数日前まで季節外れの暑さで、「暑い!暑い!」と言っていたのが嘘のようです。
この夏の猛暑の影響で、今年の紅葉は遅れていますが、広島市内の紅葉もようやく見頃になってきました。
今日は、お城の周りの紅葉を楽しみながら歩きたいと思います。
54号線に沿った遊歩道はフウの木の並木道です。
葉が真っ赤に紅葉し、秋の澄んだ空とのコントラストが見事で、例年12月の初め頃まで楽しめます。
今年は色付きが遅く、まだまだ青い葉が目立ちます。
お堀端を通って、広島拘置所前のイチョウ並木へ。
こちらも全体に黄色くなってきていますが、青い葉が多いです。
拘置所の塀には、江戸時代の広島城下の様子を描いた壁画があります。
1989年、広島城築城400年を記念し、入野忠芳によって描かれました。
管絃祭や砂持加勢(幕末にただ一度行われたお祭り。仮装して練り歩いた)が絵巻物のように描かれ、町の人たちの生活の様子が生き生きと伝わってきます。
ちょうど、街歩きツアーのグループの方たちが通りかかられ、専門のガイドの方が詳しい説明をされていました。
そのお話しをお聞きしたかったのですが(特に私が)、参加者の皆さんには、私の拙い説明で我慢して頂きました。
お城に戻り、北側のお堀に沿った桜の並木の方へ。
天守閣に向かって歩いて行き、振り返って見た桜の紅葉がとても風情があるのですが、今年は紅くなる前に葉が散り始めている感じです。
でも、ここは私の好きな紅葉スポットの一つです。
帰り際、菊鹿展の会場を通りかかりました。
1週間前に訪れた時、メインの展示はままだ蕾が多かったのですが、見事に花が咲き揃い迫力がありました。
外国人の方も沢山訪れていて、盛んに写真を撮っていました。
年々、秋が短くなり紅葉のシーズンも変わってきているようです。
ノルディックウォーキングでは、ポールを持つことで安定して歩けるので、自然と視線が上がり、紅葉がより楽しめるような気がします。
短いシーズンを惜しみつつ、紅葉の名所でもお家の近所の公園などでも、ウォーキングで体を動かしながら紅葉を楽しみましょう。
担当:矢村 文