“今シーズン最強クラスの寒波襲来”の中、今年最後の草津公園の体験会です。
公園に着いた途端、雪がチラチラし始め、ストレッチをする頃には横なぐりの雪が…
先ず、手足を温める体操をして、念入りにストレッチをしました。

今日は、旧西国街道の道をたどり、井口の一里塚跡を目指します。
御幸川に沿って広電の線路を越えると、造り酒屋の小泉家のお屋敷があります。
厳島神社の御神酒を造っていることで有名です。
川の対岸には昔からの建物に見られる鏝絵や船板塀を紹介した「歴史の探訪マップ」のポイントがあります。
草津にはこうしたポイントがあちこちにあり、訪ね歩くとかなりの距離になります。
「歴史に親しみながら体を動かす」歴史好きにはたまらないウォーキングのできる町です。

広電に沿って草津南から新井口駅の方へ。
昔、この辺りの街道の道は海に面していて、道の片側のみの町だったそうです。
途中、正順寺にお邪魔しました。
境内には大きな銀杏の木があり、秋には見事な紅葉が楽しめます。
さらに、驚いたことにバナナの木が花を咲かせていました。
この寒空に頑張ってるなーと感心しきりです。
さぞ、お手入れが大変でしょうね。
正順寺の先には、西国街道で一番の難所と言われた龍神山(小己斐山)があります。
旧街道の面影を残した道が残っていますが、崩れている所があり、現在は途中までしか行かれないのが残念です。

一里塚跡を目指す予定でしたが、あまりの寒さに予定変更。
生理的な欲求の解決を兼ねて小己斐明神のある第2公園で休憩。
昔、この辺りは海だったそうで、現在の池の中の島は、海の中の大きな岩でした。
平清盛が厳島神社を建立する際に鈴が峰から木を切り出し、ここから筏を組んで木材を送り出したということです。

前半、ゆっくりなペースでしたので、少しピッチを上げて帰ります。
雪はチラついていましたが、日射しが出てきてホッとした気分になります。
やはり、お日様は偉大です。
見上げると、青い空をバックに日射しの中を雪がフワリフワリと落ちて来るのは、ちょっとロマンティックな感じです。
これも雪の日ウォーキングの醍醐味ですね。

かなり予定時間をオーバーしてしまい、アクシデントもありましたが、いつもと違ったウォーキングが楽しめました。
来年も色々なコースをご案内出来たらと思っています。
大勢の皆さまの参加をお待ちしております。

担当:矢村 文